COLUMNコラム

不安があるから上達できる

脳の学習システムとトレーニングの関係

トレーニング中に、
「この動きでいいのかな?」と不安になったり、
逆に「今の感じ、すごくいい!」と気分が上がったりすることはありませんか?

実はこのような「不安」や「安心」といった感情は、運動の上達に大きく関わっています。

脳科学の理論である自由エネルギー原理では、
感情は「どれくらい脳を書き換えるか(=学習率)」を調整する働きを持つと考えられています。

つまり、
👉 感情はトレーニングの効果を左右する“スイッチ”なのです。


「不安」はトレーニング効果を高めるサイン

新しい動きに挑戦するとき、
「うまくいかない」「これでいいのかな?」と不安を感じることがあります。

このとき脳は、
👉「今の動きにズレがある」と認識しています。

そしてそのズレをきっかけに、
脳は新しいことを学ぼうとする力(学習率)を高めます。

つまり不安は、

  • 失敗のサインではなく 『上達を促進するきっかけ』 です。

👉 トレーニングにおいて“不安=成長している証拠”です。


「安心・達成感」は動きを定着させる

一方で、
「できた!」「今の動きいい!」と感じる瞬間。

このとき脳は、
👉「このやり方で問題ない」と判断します。

その結果、

  • 新しい学習は起こりにくくなる
  • 今の動きを維持しようとする

という働きが起こります。

これは、動きを身体に覚え込ませるためにとても重要です。

ただし、

👉 安心ばかりの状態が続くと、変化が起こりにくくなるという特徴もあります。

つまり、上手にできる運動だけを続けているのは新しい学習を止めているかも??


感情の変化が大きい人・小さい人の違い

トレーニング中の感情の動き方には個人差があります。

ここで大切なのは、
👉「良い・悪い」ではなく「変化のしやすさ」です。

感情の変化が大きいタイプ

  • 状況によって気分が変わりやすい
  • 学習の進み方も変動しやすい

感情の変化が小さいタイプ

  • 気分が安定している
  • 学習が安定しやすい

これは、
👉 感情が学習にどれくらい影響しやすいかの違いであり、優劣ではありません。

自分のタイプを知ることで、より効率よくトレーニングを進めることができます。


「気分(ムード)」が上達の土台になる

その時の感情とは別に、
体調・環境・これまでの経験によって作られる
長期的な気分(ムード)があります。

これは、
👉 トレーニング効果を支える“土台”です。

良いムードの状態

  • 「自分ならできる」という感覚がある
  • 不安があっても前向きに取り組める

悪いムードの状態

  • 疲労やストレスがある
  • 小さなズレでも不安が強くなる

良いムードが整うことで、
👉 「不安(学習)」と「安心(定着)」のバランスが良くなります。


まとめ|不安は上達のために必要な感情

トレーニングで大切なのは、

  • 不安 → 学習を促進する
  • 安心 → 動きを定着させる

この2つのバランスです。

👉 不安は決して悪いものではなく、
身体が変わるために必要なプロセスです。


UPHOLDのトレーニングについて

UPHOLDでは、筋力トレーニングだけでなく、
脳の学習メカニズムを活用したトレーニング指導を行っています。

あえて少し難しい動きを取り入れるのは、意地悪をしたいわけではないですよ(笑)

👉 脳の「学習スイッチ」を入れ、
👉 身体の可能性を広げるためです。

「不安になる=できていない」ではありません。
それは、上達している途中のサインです。

感情の変化も楽しみながら、一緒に理想の身体づくりをしていきましょう。

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